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Slave of the love 第三部 第十話

 当然ながら、錠前は、鍵穴に鍵を差し込まなくてははずれない。この錠前も同じである。これらの錠前も、その鍵穴に鍵を差し込むことによってはじめて解錠することが可能となっている。逆に言うと、これらの錠前の鍵穴に鍵を差し込むことができるなら錠前ははずれる。愛美が身につけている錠前コスは、貞操帯であった。

Slave of the love 第三部 第九話

 その謎は、いや、謎ということではないが。ビキニタイプコスの謎の部分があきらかとなった。それ(それら)は、〈錠前〉だった。鍵穴のある、あの、「錠前」である。黒鉄色(くろがねいろ)の錠前。錠前は、全部で三つある。両胸に一づつ(都合二つ)、股間に一つ、である。錠前は、直接、地肌に接している。錠前から濃紺のベルトが伸びて、からだに装着されているのである。両胸を覆った錠前は、駒形をしている。股間を覆った錠前は、逆駒形をしている。

Slave of the love 第三部 第八話

 このコスチュームのスタイルモードは、なにかが他とちがっていた。それは、からだの前面において顕著であった。それは、両胸や股間が奇妙に盛り上がっている点だった。両胸と股間...。それらの、逆三角を形成する三つのポイント。その三カ所=スリーポイントが、みょうな感じで盛り上がっているのだ。これは一体どういうことなのか?その三つの箇所に一体なにがあるというのだろうか?その謎は...。

Slave of the love 第三部 第七話

 愛美は、現在、帽子、ハイヒール、それにビキニタイプの着装といういでたちである。ビキニタイプのコスチュームは、帽子やハイヒールと同色(つまり濃紺)をしているらしかった。コスチュームは、下着や水着というより、〈ベルト〉のようだった。皮革のような布のようなラバーのような、ベルトだ。それらが、愛美の身体の要所をつつみ込んでいるのである。背後にまわると、ビキニタイプコスのボトムは、Tバックを呈している。しかし、どこかがおかしい。なにかがおかしい。

Slave of the love 第三部 第六話

 愛美の身体のラインがあらわとなっている。どうやら、その着装は、身体にピッタリとしたもののようである。おっぱいは、見えない。股間も隠されているようだ。一見して、それは、ビキニタイプのフォームのようだった。ビキニそのものかもしれない。ビキニそのものかもしれない、それは、肩帯がついているタイプのようである。肩帯のついたビキニトップにビキニボトム。その着衣は、全体にそういう感じであった。

Slave of the love 第三部 第五話

 衣服のうえから、無数の手に犯される愛美。と、その表情に変化が生じた。笑っている。愛美は、笑っていた。無数の手に犯される愛美の顔は、笑っていた。歓んでいる?!そう。愛美は、歓んでいた。無数の手たちによる攻撃を。愛美にとって、手たちの攻撃は、愛撫であった。と、手たちの行動にも変化がおとずれた。愛美を服のうえから犯すのを止め、今度は、愛美の衣服を脱がし始めたのである。愛美のお嬢様衣装の、長袖の上着を、ワイシャツを、長い丈のスカートを、脱がしていく手たち。愛美は、そして、すっかり、お嬢様衣装を脱がされてしまった。濃紺の、長いスカートを脱がされた愛美の足元は、服と同じ濃紺のハイヒールだった。愛美がその足に履いていたには、服と同じ色のハイヒールだったのだ。お嬢様衣装を脱がされた愛美の、その下のスタイルがあきらかとなった。

Slave of the love 第三部 第四話

 お嬢様然とした恰好の愛美。清純なお嬢様としか見えない愛美。いかにもお花畑にでもいそうな雰囲気である。男の「お」の字も知らなそうなピュアーな美しさであった。そんな愛美のからだの後ろから、にょっきりと男の「手」が突き出されてくる。一本、二本、三本...。計六本もの男の「手」が、愛美の背後から突き出されてくる。それらの「手」たちは、愛美のからだをまさぐり始めた。複数の「手」が愛美を襲う。“手”は、愛美の胸を、尻を、股間を、襲う。“手”たちは、愛美の胸を揉み、尻をまさぐり、股間を揉む...。愛美は、“手”の攻撃をふりほどこうともがく。その顔が、不快の表情を作る。しかし、なかなか、“手”たちの攻撃をふりほどくことはできない。身もだえする愛美。その顔が、苦悶にゆがむ。