亜紀 Complete Edition 第14話

 2.

山小屋の一件から数週間が過ぎた。あれから、不良たちにからまれることもなく、平穏な日々が過ぎていた。そんなある日のことだ。あれから一ヶ月が経っていた。

「よお、先生。」

不良たちだ。三人が、亜紀の前に立ち塞がる。

「ど、退いてください。」

思わず敬語になる亜紀先生。

「へへへ。」

たちまち取り囲まれる亜紀。

「ど、退いてください。」

恐怖で立ちすくむ亜紀。出席簿を両腕でかかえ、内股になる亜紀先生。そんな亜紀先生に、不良たちから〈あるもの〉が提示された。

「そ、それは!」

亜紀が驚くのも無理はなかった。そこには、三枚の写真があった。そして、そのいずれにも亜紀の恥ずかしい姿が写っていたのだ。あの時、彼らは、写真を撮っていたのだ。

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