Slave of the love 第二部 第十九話
それから、さらに三ヶ月が経った。妊娠9ヶ月。S美は、臨月を迎えつつあった。その一ヶ月後、三人組から連絡があった。携帯電話が鳴った。出ると、X男だった。他の二人も、X男の背後にいるようだった。気配でわかった。電信が途絶えると、S美は、ケータイを切った。母親に(父親は出勤中)、“出掛ける”とだけ言い残して、家を出る。セーラー服姿だった。フラフラとした、夢遊病のような足取りで街中を歩いた。すっかり大きくなった腹部が道行く人の目を引く。その向かう先には、あの三人が待っていた。
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