Slave of the love 第二部 第二十二話
せまいのか広いのかさえ判然としない室内。その空間の中央に何かの物件があった。何かの装置。大がかりな装置である。人一人が、優に運用できるような規模を、それは有していた。太い鉄製のパイプと、鉄の棒と、いくつかのパーツからなる、それは、見たところ歯医者や床屋で見る座席のように、S美には、思えた。中央に座席とおぼしき器材がある。その下端、両側に足を置くためであろうか?大きめのペダル様のものがある。座席は、背もたれが、斜め45°よりも180°に近い傾斜角を持った、一種独特な形状をしている。この座席を使用する人物がいるとすれば、その人物は、座席に座るというより仰向けに“寝る”ような恰好になるだろう。肘掛けの類いは、見当たらない。
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