私立セクシー学園X 第二十五話

 露央沙は、「男」の方を振り返った。「男」の手には、たしかにそれらしきものが握られていた。仔細に観察すると、それはまぎれもなく「拳銃」だった。男は、言う。

「こちらへ来い。」

露央沙が躊躇していると、

「早くしろ!」

声を荒げる男。露央沙は、警戒しながらも、不承不承(しぶしぶ)といった感じで、男の側へと歩み寄っていく。

「よーし、いい子だ。」

男は、言うと、手にした拳銃を、「グイ」と、突き出すような仕草をした。

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