私立セクシー学園X 第六十二話

 「それは、こういうことです。」

よしおは、語り始めた。

「ある〈契約〉を結んでもらいます。」

「契約?」

露央沙がオウム返しに聞き返す。

「そう。あの〈契約〉とは、あなたとぼくとの間に、ある関係性を築く、というものです。」

よしおがつづける。

「その関係性とは?友達?ノン。恋人?ノン。セックスフレンド?ノン。」

「...。」

沈黙を保ちつつ、神妙な面持ちで耳を傾けている露央沙。

「SMミストレス?イエス!」

SMミストレス。それが答えのようだった。

「今日からあなたとぼくは、奴隷とご主人さまという関係になる。アーユーオッケー?」

「...。」

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