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 巨大蛸の触手が、ピクリと動く。かと思った瞬間、それ（触手）は、凄い速さで突入していた。紗姫の口の中へと。蛸の触手のその嘲るような動きに対して、紗姫が小さく呻いた瞬間、彼女の口が一瞬半開きとなったその瞬間だった。巨大蛸の触手が、紗姫先輩の口突入していた。キスのような趣があった。ディープキス。紗姫は、一瞬にして巨大蛸の触手に唇を奪われていた。

 巨大蛸の触手が、紗姫の唇にあと数センチのところまでせまった。しかし、触手は、そこで動きを止め、宙空にとどまる。じっとして動かない。まるで、紗姫の様子をうかがっているかのようだ。まるで、触手の先端に目がついていて、その目で紗姫を見つめているかのようである。そうしている間に、蛸の触手が、動き始めた。触手の先っちょをくゆらせ始めたのだ。まるで、踊りを踊っているかのようである。まるで、触手のその部分だけがひとつの生き物かのようである。 「うう．．．。」 紗姫を嘲弄するかのようなその動きに、彼女が思わず顔をそむけたその瞬間．．．。

 蛸の触手が紗姫のつま先に迫る。触手は、つま先をスルーしてその上へと伸びてゆく。紗姫のすね、ひざ、太腿を無視してその上へと伸びる。黒いブルマーの股間の前をすどおりしてさらに上へと伸びてゆく触手。白い体操服の胸元。はちきれんばかりの爆乳。紗姫先輩のGカップの胸も無視して、その上へと向かう、巨大蛸の触手。そこで蛸の触手がぴたりと止まった。そこには、紗姫先輩の唇があった。蛸の触手が、紗姫先輩の唇に近づいていく。

 巨大蛸の触手が、河合M子、紗姫、ケイトの三人の身に同時にせまってくる。同時に、まったく同時に、である。優先順位をつけることなく。触手の一本が、紗姫にせまる。紗姫は、目下のところ、両腕を後ろ手に拘束され、直立不動の体勢で固定されている。その両股の間には、巨大蛸の脚（触手）が挟まれている。その棒のような姿勢の紗姫の身に、巨大蛸の触手がせまってくる。

 紗姫は、直立不動の棒のような姿勢を取らされ、固定されている。河合M子は、両手両足を限界ギリギリまで開き切らされた状態で固定されている。ケイトは、あられもない格好で固定されている。そんな状態の女たちに、いま、蛸の触手が、わけへだてなく、同時に、一様に、迫ってくる。

 河合M子、紗姫、ケイトの三人の身に、同時に蛸の触手が迫ってくる。触手は、三人に対して、まったく同時にさしのべられてくる。（三人に同時にアクションしようとは、器用なやつだ。）

 まず、両手両足を開かせられているのは、M子だ。次に、両腕を後ろ手にされ、両股から触手を貫通されているのが、紗姫。最後、いびつな格好で固定され、目下、あられもない格好を晒させられているのが、ケイトである。そして、三本の触手が、三人娘の身に迫ってくる。

 巨大蛸の脚（触手）に絡め取られてしまうケイト、M子、紗姫。しかし、今度の触手による拘束は、単にぐるぐる巻きにするようなものではなかった。そして、それは、三人それぞれに対して三者三様の仕様でなされるのだった。両手両足を限界ギリギリまで開かせられ、その状態で固定される者、両腕を後ろ手に固定され、両足を閉じ合わせた状態でぐるぐる巻きにされ、その閉じ合わせた両股の間から触手を貫通される者、全身をいびつなかたちで、横にたわめられ、両手を頭上で固定され、両膝を折った状態で開脚させられ、その状態で固定される者、などさまざまだ。

 そして、ついに、触手は、三人の女たちに達した。それまで自身の自由を奪っていた触手から解放されるケイト、M子、紗姫の三人娘。かわって新たな触手にまたしても絡め取られてしまう三人。