Sexy Cave 第二十三話
巨大蛸の触手が、紗姫の唇にあと数センチのところまでせまった。しかし、触手は、そこで動きを止め、宙空にとどまる。じっとして動かない。まるで、紗姫の様子をうかがっているかのようだ。まるで、触手の先端に目がついていて、その目で紗姫を見つめているかのようである。そうしている間に、蛸の触手が、動き始めた。触手の先っちょをくゆらせ始めたのだ。まるで、踊りを踊っているかのようである。まるで、触手のその部分だけがひとつの生き物かのようである。
「うう...。」
紗姫を嘲弄するかのようなその動きに、彼女が思わず顔をそむけたその瞬間...。
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