パンチラ学園X 第二十八話

 それは、異様な光景だった。現在、Xは、木の太い枝に乗って、その葉陰からカメラの望遠レンズを出しているのだが、Xのいる木から見て、シャワールームをはさんで反対側に、無数の“目”を発見したのである。

X側の木から見て、シャワールームをはさんだ反対側にも樹林が存在しているが、その上方に“異常”はあった。Xが、地上(しげみの中)にいる間は、気づかなかったが、上空に移動して同じレベルに達した瞬間、“そのこと”がわかったのである。

反対側の樹上には、“目”があった。それもひとつやふたつではない。無数の“目”が。その正体は...。

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