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私立セクシー学園X 第二十六話

 「そのままゆっくりとこちらへ歩いて来い。」 男は、右手で拳銃を構えつつ、左手でのジェスチャーもまじえて指示してくる。いわれるままに、男の方に歩み寄る露央沙。露央沙は、男の前まで来た。 「よし。」 満足げにうなずく男。これから、なにが始まるのか、わからない露央沙。(なんとなくわかりそうな気もするが。)

私立セクシー学園X 第二十五話

 露央沙は、「男」の方を振り返った。「男」の手には、たしかにそれらしきものが握られていた。仔細に観察すると、それはまぎれもなく「拳銃」だった。男は、言う。 「こちらへ来い。」 露央沙が躊躇していると、 「早くしろ!」 声を荒げる男。露央沙は、警戒しながらも、不承不承(しぶしぶ)といった感じで、男の側へと歩み寄っていく。 「よーし、いい子だ。」 男は、言うと、手にした拳銃を、「グイ」と、突き出すような仕草をした。

私立セクシー学園X 第二十四話

 その金属製のブツは、男の手の中にあった。男の手に握られているのは、たしかに拳銃だった。 「止まれ。さもないと、撃つ!」 男は片方の手(右手)で、銃を構えた。露央沙に、照準を合わせている。 「俺は本気だ。よく考えてみるんだな。脳があるというのなら。それも火急的すみやかにな。」 男は、言う。露央沙は、頭の回転が遅くはなかった。立ち止まり、おそるおそる男の方を振り向く。

私立セクシー学園X 第二十三話

 その時、その人物(その男)が、動き始めた。男が手を懐に突っ込む。男が再び突っ込んだ懐から手を取り出すと、その手になにかが握られている。ちなみに男の両手には、黒い革の手袋がはめられている。男の手に握られていたのは、拳銃だった。

私立セクシー学園X 第二十二話

 思わずあとずさりする露央沙。その人物は、動かなかった。一言も発することもない。露央沙は、きびすを返した。いきなり、ダッシュでその場を離れようとする露央沙。その時...。