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パンチラ学園X 第四十三話

 少年Yは、あわてていた。無理もないが。紗姫先輩も、当然、気づいているだろう。Xも樹上の連中も、笑うでもなく、見守っている。衆目の関心が集まる中、意を決したようにYが歩き始めた。あろうことか、紗姫先輩が使用中のシャワールームに向かって。 なにを考えているんだ? 驚くと同時にあやしむ少年X。樹上の連中も同様らしく、Xにも、彼らの驚いた様子が、気配として伝わってくる。

パンチラ学園X 第四十二話

 その一年の男子(かりに名前をYとする。)は、下半身が異様だった。その下半身は、白パン(しろぱん=ブリーフ)が丸出しだったのである。学生服のズボンは、はずれたベルトと一緒に太もものところまで、ずり落ちている。そして、なにより異様だったのは、その股間だった。股間の前面から、肉色の棒が突き出ているのである。白パン(ブリーフ)の前面のスリット(隙間)から突き出た肉色の棒。肉棒である。一年生男子Yの。一年生男子Yも、また、少年Xと同じことを思っていたのである。 考え、行動していた、ということである。一年生男子Yは(一年生男子Yも)。しかし、Yが少年Xとちがっていたところは、彼が、フィニッシュすることなく、樹上から落下してしまったことだった。

パンチラ学園X 第四十一話

 (ドピュッ!) (うっ☆) Xは、イッた。Xの先っぽから、熱い、白濁したしたたりがほとばしる。 と、その時だった。向かい側の木のひとつからなにかが落ちてきたのだ。驚く少年X。 見ると、それは、“人”だった。いわずとしれた盗撮カメラマンのひとりである。 その男子は、一年生だった。Xも知っている生徒である。

パンチラ学園X 第四十話

 しかし、そんなXの心境は、すぐに変化をしていく。驚きは瞬間的に興奮へと変貌を遂げていたのだった。派手な、エロティックな下着を着けた紗姫先輩。Xは、そんな紗姫先輩に対して大興奮している。こうしたことが紗姫先輩の意思ではなく、誰か他者に無理矢理やらされているかと思うと、余計に興奮する少年Xだった。 Xは、しこりはじめた。右手でカメラを構え、左手でおのれのチンポをしごくX。 (シコシコ、シコシコ。) (き、気持ちいい☆紗姫先輩❤) 頭の中が紗姫先輩で一杯になる、少年X。

パンチラ学園X 第三十九話

 少年Xの構えているカメラは、望遠レンズを装備している。だから、ズームが可能である。だから、紗姫先輩の様子を拡大して見ることができる。とはいえ、プレートドアが邪魔なのは、やはりいただけなかったが。 紗姫先輩は、なにかを取り出した。それ(それら)は、下着だった。女性用の下着。トップとボトム。紗姫先輩は、それらを装着した。Xは、さらにカメラの望遠レンズをズームアップさせる。 白い下着。肩ひものついたブラジャーとサイドラインがワイドなタイプのパンティ。しかし、普通のアンダーウェアとはちがう。それは、ブラジャーにもパンティにも、どちらにもレースの刺繍がほどこされている点だった。派手な柄もののアンダーである。あの紗姫先輩が、こんなエロティックな下着を着けるなんて。Xは、内心びっくりしていた。

パンチラ学園X 第三十八話

 女体を締め付けるスポブラ&スポパンが、なんともいやらしい。この時点ですでに勃起が止まらない少年X。Xから見て、シャワールームをはさんで対面の、カメラを構えた連中も自分と同じにちがいない、と、Xは、思った。 紗姫先輩は、ダイヤル式のコックをひねって、シャワールームを止めた。たちまち、シャワーヘッドからの湯の噴出が停止する。 紗姫先輩のストリップショーがはじまった。スポブラをはずす紗姫先輩。その巨乳があらわになる。バストトップは、きれいなさくら色をしている。スポーツパンティを脱ぐ紗姫先輩。その動きがなんともなまめかしい。少年Xは、ズボンのチャックをおろすと、ブリーフ(彼は、ブリーフ派だった。)から、おのれの“もの”を抜き出した。Xのペニスは、すでにギンギンだった。青い静脈が、その怒張した表面に脈打っている。 紗姫先輩は、肉体を締め付けるスポブラとスポパンから解放された。ふたつの下着は、シャワーボックスのプレートドアにかけられた。

パンチラ学園X 第三十七話

 シャワールームの内部(なか)の紗姫先輩は、スポーツブラジャー(スポーツブラ/スポブラ)にスポーツパンティ(スポパン)といういでたちである。黒髪、セミロングの紗姫先輩は、頭にトレードマークの白いバンダナを装着している。両の手首には、白いサポーターをしている。グラマラスなボディをしている。胸は、デカく、巨乳といっていいサイズをしていた。鍛えているらしく、引き締まった体をしている。紗姫先輩の、なだらかなボディラインを、シャワーの熱い湯が流れ落ちていく。

パンチラ学園X 第三十六話

 テニス部の敷地は、森に囲まれた立地に存在している。森林浴をするには、もってこいの場所と言えた。しかし、少年Xの目下の目的は、そんな健康的なものではなかった。もっと不健康で不健全なものだった。テニス部女子の盗撮、という。 Xは、シャワールームにカメラのレンズ(望遠レンズ)を向けている。ほかのカメラボーイたちは、シャワールームの南側に陣取っている(もちろん、樹木の木陰や枝葉のかげやしげみの中からカメラを向けている)。Xは、北側である(Xは、木の太い枝の上から狙っている。もちろん、枝葉のかげからである)。シャワールームの南側の連中は、ガラスの壁面から、内部(なか)の紗姫先輩の姿が丸見えなのでいいポジショニングといえた。一方、少年Xの方は、シャワールームの北側に位置しており、この方角からだと、シャワールームの扉が邪魔になって、内部(なか)の様子がよく見えない。とはいえ、扉自体、小さな、簡素なものなので、まったく見えないこともないのであるが。 葉陰から身を乗り出すようにして、シャワールームの内部(なか)(厳密には、シャワールームの内部(なか)の紗姫先輩。)に、カメラのレンズを向けるX。

パンチラ学園X 第三十五話

 ここで、いま現在時点における登場人物全員の位置関係を見ておこう。紗姫先輩は、シャワールームに、いる。シャワールームの東側は、テニス部の部室等の各施設に通じている。シャワールームの北側に少年Xが、いる。シャワールームの南側に複数のカメラボーイたちが陣取っている。そして、最後、シャワールームの西側は、行き止まりになっている。そこで人道は、終わっているのである。その先は、森林になっている。分け入っていくことも可能だが、あまり、それはしないだろう。

パンチラ学園X 第三十四話

紗姫先輩が、処女だとしたら、どうして、彼ら(いま現在、少年Xの反対側からカメラを向けている者たち。)は、それ(紗姫先輩の処女)を奪わないのか?その理由を、Xは、こう推理する。それは、なぜなら、彼らには、その度胸も根性もないからだ。あるいは、また、こうも思う。あえて紗姫先輩の処女を奪わないことによって、より、精神的に、かつ、性的に嬲るためである。あるいは、その両方である。Xは、彼らが、紗姫先輩の処女を奪わない(紗姫先輩が、まだ、処女なら、だが。)のは、以上のような理由によるものと考えた。

パンチラ学園X 第三十三話

 この“ヤリ部屋”(噂が本当だとしたら、だが。)を使用しているのは、女性(女子)は、当然、テニス部の部員、男性(男子)は、この学校のテニス部には、前述のとおり、男性(男子)は、顧問の教員も含めて存在しないので、この学校の男子、ということになる。休憩室(寝室)には、おあつらえ向きにベッドまで用意されているのだから、男女のひそかな逢い引きの場所とされていても不思議はない、だろう。まあ、使おうと思えば、更衣室だろうと、なんならその気になればシャワールームを使用してもいいだろう。 うわさが本当だとしたら、紗姫先輩も、その、テニス部付属の寝室(ヤリ部屋)を、ヤリ部屋として使用しているのだろうか。そして、テニス部の顧問の物理の教師、M金BB絵先生も、だ。尤も、M金BB絵先生に関しては、Xは、処女とは思わなかったが。M金BB絵先生は、メガネセクシーでボンッキュッボンッの美人先生だったからだ。年齢も年齢(29歳)であるし。

パンチラ学園X 第三十二話

 はたして、紗姫先輩は、処女なのか?少年Xにとってこのことは重大な関心事であった。紗姫先輩が、処女なのかどうか。 テニス部には、当然部室も存在する。部室、更衣室、シャワールーム等、各施設が充実しているが。そのなかには、〈寝室〉も、存在する。これは、部員たちからは、もっぱら“休憩室”という感じで認識されているが。この“寝室”、内部(なか)には、ベッドが置かれており、部員が休むのにちょうどいい仕様となっている。 ここで重要となるのは、この「寝室」に関するある噂である。手早く言うと、どうも、この棟屋(寝室)が、“ヤリ部屋”になっているというのだ。

パンチラ学園X 第三十一話

X は、また、いま現在、現時点において紗姫先輩を盗撮している連中は、全員、童貞にちがいないと踏んだ(少年 X 自身も現時点ではまだ童貞だったが)。理由は、こんなことをして愉んでいる(よろこんでいる)くらいだからだ。してみると、紗姫先輩は、処女なのか?それはわからなかった。なぜなら、紗姫先輩には、すでにつきあっている彼氏がいるかもしれないからである。まあ、紗姫先輩は、処女っぽいとは思うが。紗姫、赤井水着子、白華院優子、アラメインの四人の中では、紗姫先輩と白華院優子先輩は、処女っぽいと思う少年 X だった。

パンチラ学園X 第三十話

 この中の“誰か”(この中の誰かうちひとり)が、紗姫先輩の弱みを握った。その“誰か”は、弱みを楯に取って、紗姫先輩に、自分のいうことをきくように迫った。紗姫先輩は、それにしたがってしまった。そして、その内容が、この、下着姿のまま入浴するという変態ショーだろう。最初の間こそ、その脅迫者がひとりが愉しんでいたのだろう。しかし、そのうち、うわさを聞いて、一人また一人と数が増えていったのにちがいない。おそらく、おたがい同士、知己もあるのだろう。そして、そのうちおたがいに協力し合うようになっていったのである。これだけの大人数が集まった結果、ガラスのケース(シャワールーム)を調達することもできたのだろう。紗姫先輩が入浴するさい、彼らがガラスのシャワールームを用意し、ことが済んだら、また彼らが撤去する、という流れになっているのだろう。そんな彼らの労苦を思うと、思わず感心してしまうXだった。

パンチラ学園X 第二十九話

 目の正体は、少年Xのそれと同じ、“レンズ”であった。無数のレンズ。少年Xの持つそれと同じ、カメラの望遠レンズもあれば、ビデオカメラのレンズもある。普通のカメラのそれもあった。これはいったい?! そんななかで、紗姫先輩は、無数のカメラの存在を、しってかしらずか、下着姿のまま湯浴みをしているのだ。 Xは、この時、すべてを理解した。いまこの場に集って、シャワールームの紗姫先輩を狙ってレンズを向けている連中は、みんなおたがいの存在を熟知しているのだ。いまこの場にい合わせている全員が、おたがいのことを知っており、一致団結するかのようにして、紗姫先輩にレンズをフォーカスしているのだ。Xの推理は、こうだ。

パンチラ学園X 第二十八話

 それは、異様な光景だった。現在、Xは、木の太い枝に乗って、その葉陰からカメラの望遠レンズを出しているのだが、Xのいる木から見て、シャワールームをはさんで反対側に、無数の“目”を発見したのである。 X側の木から見て、シャワールームをはさんだ反対側にも樹林が存在しているが、その上方に“異常”はあった。Xが、地上(しげみの中)にいる間は、気づかなかったが、上空に移動して同じレベルに達した瞬間、“そのこと”がわかったのである。 反対側の樹上には、“目”があった。それもひとつやふたつではない。無数の“目”が。その正体は...。

パンチラ学園X 第二十七話

 極力、音を立てないよう、細心の注意を払って木に登った少年X。こちらの正体をさとられぬよう、葉の生い茂った陰からカメラの望遠レンズを突き出すX。と、その瞬間、異様な光景が、望遠レンズ越しにXの目に飛び込んできた。

パンチラ学園X 第二十六話

 (どういうことだ?) いぶかしむX。 とにかく、この位置関係からでは、紗姫先輩の姿が見えづらい。本来なら、この位置関係が最もシャワー室の内部を見やすいはずであるが、全体がガラス張りのボックスとあっては、むしろ、Xのいるしげみからでは、扉が邪魔をして使用者の姿が見えづらいようになっていた。(シャワールーム(ボックス)がガラス張りのため、むしろ、扉からは逆側の方が使用者の姿が見えやすかった。) Xは、移動することにした。とはいえ、ガラスの壁となっている反対側に移動するには、音を立てまくってしまうため、極力、音を立てない手段として、Xは、最寄りの木に登ることにした。Xは、最寄りの木に登った。

パンチラ学園X 第二十五話

 紗姫先輩は、アンダーウェアを着けていた。肩ひものないタイプのスポーツブラ(スポーツブラジャー/スポブラ)とスポーツパンティ(スポパン)である。それだけなら、スポーティーな紗姫先輩にふさわしく、なんらの違和感もない。問題は、その状況だった。紗姫先輩は、シャワーを浴びていた。下着を着けたままである。あの紗姫先輩が、そんな変態みたいな仕儀におよぶとは、Xには、信じられなかったのである。

パンチラ学園X 第二十四話

 ちなみに、各シャワールームは、もともとは、屋根は存在しなかった。それが最近になって取り付けられたのである。屋根が。理由は、最近、上空からの撮影用ドローンによる、シャワールームへの盗撮事案が発生したからである。犯人は、捕まらなかったが、このことがあって以来、各シャワールームにも屋根が取り付けられることになったのである。閑話休題。 紗姫先輩が使用しているシャワールームが、ガラス張りであることに衝撃を受ける少年X。しかし、そんなXをさらなる衝撃が襲う。それは...。それは、紗姫先輩の、その姿だった。

パンチラ学園X 第二十三話

 だが、より奇っ怪な事実に、Xは気づいた。なんと、シャワールームのしきりが透明なのだ! (??) さらに、いぶかしむX。これまで、コンテナ(シャワールーム)同士が、密接しているため気づかなかったが、紗姫先輩が使用しているブースだけが、透明なしきりで覆われているのだ。よく見ると、出入り口(板のような扉)を別とした三方向のすべてのしきり、そして、天井までもがガラス張りの、見通しのいい(見通しのよすぎる)ボックスとなっているのだ。 驚き、あやしむX。だが、そんなXをさらなる驚愕が襲う。それは...。

パンチラ学園X 第二十二話

 少年Xは、しげみの中にいた。テニス部のシャワールームから見て、校舎側である(北側に面している)。望遠レンズのついたカメラを手にしている。しげみの中から、シャワールームの紗姫先輩を狙っているのだ。シャワールームは、いくつかの一人用のコンテナ(ブース)からなっていた。完全に個室仕様である。しきり壁、天井も完備されていたが、出入り口である、扉だけは、西部劇かウェスタン村に出てくるような、小さなものである。外からも内からも手で押して開けることができ、掛け金もドアノブもない、アレである。「扉」というより、板のようであった。 紗姫先輩は、それらの一列に並んだシャワールームのうちの真ん中付近のものを使用していた。例の扉(というかプレートのような扉)の上端に衣類(テニスウェア)とソックス(ハイソックス)がかけられている。靴(テニス用のスポーツシューズ)は、きちんとそろえられてボックス上のシャワールームの前に置かれている。しかし、ここに来てXは、あることに気がついた。 下着がない。 衣類や靴下は、シャワールームの扉にかけられているというのに、本来なら同じように扉にかけられてあるべき下着の類いが見当たらないのだ。 (??) あやしむX。

パンチラ学園X 第二十一話

 テニス部が所有している敷地は、学園校舎の西南に位置している。学校の西南方面は、森林地帯となっている。テニスコートは、開けた土地にあるが、部室等の施設とは、森林とちかづくのであり、学園校舎から最も離れた(学園校舎から見て最も西南寄りの)、シャワールームともなると、もはやほぼ森林の中にあるといってもいいほど草深い領域となっているのだった。テニス部の施設群は、広葉樹林に囲まれていた。風光明媚なところである。水と緑に囲まれた、健康的でさわやかな、いかにもテニスをやる場所、という風情の場であった。ちなみに、この学校のテニス部に、現在、男子はいなかった。部活動を監督する教員も含めて、完全に女子だけで構成された、女の園であった。ちなみに、テニス部の顧問の先生は、あのM金BB絵先生(物理科教諭)であるのは、いうまでもない(?)。男子禁制、女性(女子)のみの聖域であった。

パンチラ学園X 第二十話

第二部 紗姫編 1. 紗姫先輩の秘密 少年Xは、学園内のテニス部の敷地内にいた。用向きは、もちろん(?)、盗撮である。テニス部所有のテニスコートがある。そのテニスコートの隣にテニス部の部室等、各施設が存在する。それらの中でも最も奥まった(学園校舎から離れた)ところにある、シャワールーム。そのシャワールームを取り囲む森林地帯。その森林地帯のしげみの中に、少年Xは、居た。シャワールームは、現在、一件だけ使用中である。その使用者が、Xの獲物だった。紗姫先輩である。

パンチラ学園X 第十九話

四つのお尻を前にしたX(と、ヴァーチャルカメラ)。よだれをふくと、少年Xは、一方の手をふりかぶる。 パアンッ! いきなりXは自分から見て向かって右端の尻にビンタを噛ました。 「うっ!」 沙姫先輩が、小さく呻く。 パアンッ! 次は、その隣の赤井水着子先輩に対して、同様にビンタを噛ます。 「...。」 苦痛に美貌をゆがませながら耐える赤井水着子。 パアンッ! 今度は、その隣に四つん這いとなって尻を突き出している白華院優子の番だった。 「ああっ!」 やはり、せつなそうな表情をする白華院優子先輩。 パアンッ! 最後は、向かって左端にうずくまっているアラメイン先輩だった。 「ああん♪」 なぜか楽しそうなアラメイン先輩。アラメインだけ、Tバック下着のため、右の尻に赤く手形が付いている(少年Xは、どうやら右利きのようだ)。まるで、所有印のようだった。 これでプレプレイはおしまいだった。

パンチラ学園X 第十八話

 かくして少年X(と、ヴァーチャルカメラ)の前に、四つのお尻がそろうこととなった。四つそれぞれが、異なるアンダーウェアを装着している。壮観であった。それぞれの色は、ちょうど信号機のカラーをしていた。すなわち、赤、青、黄、である。白は、この場合、“色”とみなされない。 「へへへ❤」 少年Xは、よだれをたらしながら、ニヤニヤしている。

パンチラ学園X 第十七話

 アラメイン先輩も、他の三人と同じく、校門前で、スカートめくりをした時と同じ下着を着けていた。すなわち、黄色のTバックおよびTバックと同じ色(黄色)のガーターベルトである。

パンチラ学園X 第十六話

 Xは、手を休めることなく、次々に濃紺のスカートをめくっていった。次にあらわれたのは、青いパンティ。赤井と同じく、パンティと同色のガーターベルトを装着している。白華院優子である。 「ああっ☆」 せつなそうにあえぐ白華院優子。 「さ~て、最後は❤」 最後がだれかはわかっている。これまで出てこなかった人物。アラメインだ。 「ああん☆」 白華院優子とは、微妙に異なるあえぎ方をするアラメイン先輩。いや、そもそも、それをあえぎといえるのかどうか。

パンチラ学園X 第十五話

 最初のパンティ(のぬし)は、だれか?濃紺のスカートの下からあらわれたのは...。濃紺のスカートの下からあらわれたのは、純白のパンティ。沙姫だ。 「沙姫先輩だ~♪」 うれしそうな少年X。学校の校門前で、ほかならぬX自身がめくったのと同じ純白のパンティである。ごく普通の保守的な白のパンティ。サイドラインは、ワイドではないが、細すぎもしない。ごく普通のタイプのパンティである。 「うう...。」 くやしそうにうめく沙姫。Xは、どんどん他のスカートもめくっていく。次にあらわれたのは、赤いパンティだった。もちろん、ガーターベルトもガッツリ装着されている。赤井水着子だった。 「...。」 赤井水着子は、沈黙を保っている。

パンチラ学園X 第十四話

 ヴァーチャルカメラの位置(と距離)からでは、お尻のぬしの顔まではわからない。しかし、識別する方法ならあった。それは、パンティである。パンティの種類によって誰が誰なのかを識別することができる。女子の数は、四名(四人)。パンティの種類も四態である。赤井水着子。白華院優子。沙姫。そして、アラメイン。そのパンティ(の種類)が、彼女たちの識別票だった。

パンチラ学園X 第十三話

 少年Xの股間は、この時点ですでにガングンである。 「それじゃあ早速。」 少年Xが、向かって右端のスカートの下端に手をかける。 「御開帳~♪」 両手を使って、濃紺のスカートを持ち上げるX。スカートをまくり上げ、スカートの裏地が見えるまで、完全にまくるX。女性(女子)の下半身があらわになる。尻が剥き出しになる。剥き出しの現役女子高生(三年)の、パンティごしの尻。Xは、理性を抑えるのがむずかしかった。

パンチラ学園X 第十二話

 四人の女子高生(全員三年)の尻が並んでいる。ヴァーチャルカメラの視界からでは、室内の薄暗さから、その個体差までは識別できない。女子高生なことはわかるが、薄暗さから、個人を特定するまでにはいたらないのだ。四人の尻は、濃紺のスカートによって覆い隠されている。しかし、そのことがかえって想像力を刺激し、余計にいやらしかった。ヴァーチャルカメラの視界が、四つのスカートの下方へと降りていく。

パンチラ学園X 第十一話

 なぜ、あの四人(沙姫、赤井水着子、白華院優子、アラメインの四人)が、ここにいるのか?理由は簡単だった。少年X(仮名)が、彼女たちの弱みを握っていたからだ。少年X(仮名)は、カメラ小僧でもあった。その自慢の一眼レフカメラ(アルバイトして貯めたお金で買った。)で、四人のプライベートを、盗撮しまくり、その弱みを激写していたのである。彼の一眼レフは、四人の弱みを握るのに、おおいに役立った。アルバイトしてお金を貯めた甲斐があったというものである。

パンチラ学園X 第十話

 ヴァーチャルカメラが、さらに寄る。すると、全体像がはっきりしてきた。学生服を着た少年Xの目の前にあるのは、四つの下半身。それらの下半身は、いずれも濃紺のスカートを履いていた。革靴。ハイソックス。四人は、この学校の女子生徒だった。少年Xに対して、スカートを履いた腰を向けている。四人は、赤井水着子、白華院優子、沙姫、アラメインだった。

パンチラ学園X 第九話

 そこには、ふたつの影があった。うす暗いためによくわからないが、壁際の影は、横に長く、手前の影は、縦に長かった。カメラが、ズームインしていく。じょじょに影たちの姿がはっきりとしてくる。影は、正確には、“人影”だった。壁際の横に長い影(人影)は、どうやら単体ではなく、複数の人のようだ。四つん這いの姿勢を取って、横一列に並んでいる。どうやら、四人、いるようだ。そして、ヴァーチャルカメラから見て、手前側の縦に長い影(人影)は、詰め襟の学生服を着ている。少年Xだ。

パンチラ学園X 第八話

 ヴァーチャルカメラが、ここにも入ってくる。教室のうしろの方に迫っていくヴァーチャルカメラ。停まる。上方から見下ろすヴァーチャルカメラ。クォータービューだ。そこには...。

パンチラ学園X 第七話

 廃校舎。廃校舎内の一室。かつては、教室として使われていた一室である。いまでは、机と椅子の山が乱雑に積み上げられている。窓は、ことごとく目張りがされているが、雑にたてつけられているらしく、ところどころに隙間が空いてしまっている。しかも、最近も人の出入り(おそらく生徒の)があるようで、目張りの板に、ところどころ、傷や穴が作られてしまっている。なかには、かなりの部分がごっそり剥がされた板も存在する。それらの数々の間隙から太陽光が差し込んで来ている。ぞのため、光には困らない。